ICの2期生として入られた塚原さんは、2016年12月からの参加なので、ちょうど入って半年になります。塚原さんはこの半年間で大きな変化と結果を手にされたということで、IC主催の箭内がインタビューをお願いしました。
今回のテーマはストレス耐性。まずは塚原さんの自己紹介や、以前はどんな感じだったのかをお聞きしました。
※ストレス耐性=ストレスに対する耐久力。日常で起こる問題に対し、どのくらい適切に対応できるかどうかの強さ。
自分が嫌い、でも自分は特別。そんな自分をわかってくれないのは周りのせいだと思っていた
「塚原亜希子です。保育士をしています。以前はものすごく変化に弱く、新しいことを始めるにも不安が出て、きっちり調べないと安心できない、100%安全とわからないと踏み込めないみたいなところがありました。
それと、どうしても自分のことを好きと思えなかった、でも自分は特別だと思っているところもありました。しかも、周りの人が自分の良さを分かってくれないのは周りのせいで、だから自分のスペシャルさが伝わらないのだと思っていました。
仕事もすごくストレスまみれで、保育園の子どもにすごく怒ってしまったり、保護者の人ともしっかりお話をできなかったり。保護者の人が話しかけてくれても『どうせ私のこと嫌な先生だと思ってるんでしょ』と思って、心から対応できませんでした。
それで、このままこの仕事を続けていいのかという悩みも抱えていました」。
お話くださったこの内容は数字にも表れていました。ICでは心理検査を行なっています。そのストレス耐性の数値で言ったら、21.9位でした。偏差値でいうと名前を書けば高校や大学に受かるレベルだったと、ご本人も振り返ります。
そして、メンタル改善中にもう一度心理検査を受け、驚くべき結果を出したのです。
3ヶ月で偏差値20台から一気に50台へ!?
心理検査は通常入った直後に一度受け、ほとんどの人はその後受けないのですが、塚原さんは次に入った2.5期生のために行われた心理検査にも参加したのでした。メンタル改善に取り組んでから3ヶ月目のことです。
「3ヶ月たったら数値が50ポイント超でした。偏差値で言ったら受験勉強しないと大学に入れない感じです」。
正直、箭内はその連絡を受けた時、飛び上がるほど驚きました。3ヶ月という大変短期間でメンタルが改善された例は、これまでなかったからです。
そもそも心理検査を導入したのが今回からで、数値的な変化を目の当たりにしたというシチュエーションが初めてだったということもありました。なぜそんな短期間でメンタルが改善されたのでしょう。
「検査を受けていろいろな項目の中で、特に完璧主義と自分を愛するという項目が極端に低くて、まずいと感じました。
自分自身ではあまりまずいと感じていなかったのですが、箭内さんとお話しする中で『このままでは望む結果は得られませんよ』とフィードバックをいただいて、初めて自分の大変な状況に気づけたんです。
検査によって完璧主義が多いこと、自分を愛する部分が低いことが数値でわかり、ここをどうにかしようと思いました。
最初のうちは自分でどうにかしようと思いましたが、やり方が全然わからなくて。それで、勇気を持って人にお願いをすることにしたんです。
それがまず、自分の中では大きな第一歩でした。
やり方がわからない!でもICのメンバーと一緒に安心して努力できた
ICの中の何人かの方にセッションをお願いしました。そして、セッションをしていただいたり、一緒にワークをしていただいたりする中で、「こんな考え方もあるんだ」と気づいていけました。
その中でも大きかったのが、自己認知ワークです。
何かあった時に、どんな状況だったのか、自分はどんな気持ちだったのか、その時にどんな「こうしなきゃ」という気持ちが働いているのだろうというのを考えるワークなんですが、これをひたすら毎日続けました。
はじめは自分の中に「ねば・べき」なんてないと思っていたので、怒りながらやっていました。
でも、やっていくうちに「○○すべき」というのが見つかってきて。すると、ストレスを感じた時に「今、自分はイライラしていると感じている」ということがわかるようになって。
そうすると、じゃあイライラしないようにするにはどうしたらいいかというのを自分で選べるようになって行ったんです。そして、だんだん楽になっていたという感じです」。
塚原さんは、1日で劇的な変化があったのではなく、本当にコツコツと努力されていたのだとわかります。
「このワークをコツコツと続けられたのは、自分の完璧主義に助けられたという感じです。とにかく、人に教わったことをやってみよう、そうしたら変わるかもしれないし、変わらないかもしれないけど、とにかくやってみようと思って。完璧主義の部分が役に立ったと思いました」。
皆の協力には感謝と貢献でお返しすると決めたから成長できた
塚原さんの素晴らしいところは、教わり方や学び方の上手さなのだと箭内主催は言います。では、塚原さんはなぜ多くの人に応援されたのか、頑張る時にどんなことを意識していたのでしょう。
「始めは教わることに引け目を感じていて、迷惑かけてるんじゃないかとか、時間を取らせちゃってるなという思いが先に出て、申し訳ない気持ちだったんです。
でも、だんだんと申し訳ないじゃなくて、私も何かを返していかないとな、と思うようになって。それで考えて、「私が成長すること」で返すのが一番かな、と思ったんです。
例えば卒園式で、子どもからお花をもらうことがあるんですが、私はお花をもらうことよりも、子どもたちが大きくなった姿を見る方が何倍も嬉しいんですね。
だったら私もそっちの方で返していこうと思って。とにかく教えていただいたことを実践して成長していこうと思いました。
そして、これから皆さんが商品を作るときの『お客様の声』をどんどん届けられるようになろうと思ってやっていました」。
健気さや献身の気持ちを持ち、相手を思って自分の頑張りを届ける、成長をプレゼントする、そういう姿勢で努力するのはなかなかできないことです。
その姿勢で取り組んだからこそ、劇的な変化が見られたのでしょう。
「教えていただいた方々もみんなすごく優しくて、私が『こういうことをやってみました』と報告すると、ちゃんと認めてくださって、その上でフィードバックしてくださいました。
いつも見守ってくださっていることが分かって、もっとやってみようという気持ちで3ヶ月間取り組むことができました」。
成果だけではない、努力のプロセス自体がハッピー!
塚原さんは頑張りが愛されている・・・箭内はそう言います。
ICは、一般的なビジネスやメンタル改善にある「成果に対しての評価」だけでなく、努力のプロセス自体がハッピーで、お互いが切磋琢磨できる場なのです。
「3ヶ月間取り組んできて、いろんな方に支えていただいてきて、苦しさよりも嬉しさが多かった3ヶ月だったなと思います。
メンタルに向き合うなんて、1人でやって孤独で苦しいイメージがあったんです。でも実際は暖かく見守っていただきながら取り組める、大変な思いをしたわけじゃないんだけど、自分でもよくわからないうちに毎日が楽になったという感覚です」。
取り組んでいる中で、知らないうちにメンタルが改善されていたというのは、最高のプロセスではないでしょうか。
以前、「ICの勝利」と箭内が言ったのですが、まさにその言葉を彷彿とさせます。
それは、自分1人で成し得たものではなく、ICのメンバーや環境が力になり、チームとして勝利をつかんだという感覚です。
今これをお読みになっている方の中には、「1人で人生を変えるんだ」と思っている方や、「1人で何か事を成すんだ」と思っている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、1人で行うのは効率が良くないし、やめてしまうこともあると思います。
ぜひ、ICの中でいろいろな方とチームを組み、愛されながら、楽しい・気持ちいいという感情とともに努力することをおすすめします。
ICは人との心のつながりでお互いに成長できるコミュニティ
最後に、このブログを読んでいる方、これからICに入ろうと思っている方に、塚原さんからメッセージをいただきました。
「私は3ヶ月間メンタル改善に取り組んで、自分でも生きづらさを感じないほどガチガチにストレスまみれでした。
でも今はちょっとずつ楽になってきて、楽しいなって思うことや、嬉しいなって思うことが増えてきました。
まだまだイライラすることや、怒っちゃったということもあります。
でも、ネガティブな感情を引きずらなくなってきて、怒っちゃったけどそれはそれ、次からこうすればいいなと思えるようになって、本当に楽になりました。
3ヶ月取り組んで思ったのは、人との心のつながりが自分の毎日を変えていくんだと実感している事です。
ICって人との心の繋がりを持てる場所だと思っていて、最初はひとりかふたりとつながれればいいかなと思っていたんですが、だんだん他の人ともつながりを持ってみたいと思うようになって。
すると、もっともっと人とのつながりを持ってみたいと思えるようになって、そうしたらもっともっと楽しくなっていきました。
ICはそんな素敵な場所だと思っています。心のつながりで毎日が変わっていったという人が増えていくと、嬉しいなと思います。
不安に思っている方もいらっしゃると思うんですけど、不安を抱えたまま入ってきても絶対大丈夫。是非入ってきてくださいと伝えたいですね」。
塚原さんが努力した3ヶ月間、実は箭内と塚原さんのやりとりはほとんどありませんでした。もしあったとしても、中間報告が月に一度あるかないかだったそうです。
主催の箭内とのやりとりがほとんどなかったにもかかわらず、塚原さんはほかのメンバーとはとてもたくさんのやりとりをしていました。
たった1人から何かを学ぶということではなく、関わる人全員から学ぶということ。これこそがコミュニティで学ぶ醍醐味です。
ICには現役で活躍しているカウンセラーやセラピスト、看護師、保育士などもたくさん在籍しています。もちろん主婦や会社員もいます。そして、皆真剣に商品作りやメンタルに取り組んでいます。だからこそ、メンバー間で質の良いやりとりができ、充実した時間が過ごせるのです。
そして、そうしたことが行えるのは、安心・安全の場であることを徹底しているからです。
ICに入ることを検討している方は、このコミュニティの良さに、本当に期待していただけたらと思います。そして、流れに任せてぜひ、楽しんでいただきたいと思っています。