ICの8組あるクラスのクラスリーダーとして活躍されている方へのインタビューです。
今回は、5組のリーダーである田中さんにお話をうかがいました。
コミュニケーションが苦手だった田中さんですが、ICに入って視野が広がったと実感しているそうです。
—差し支えなければ、現在のお仕事を教えていただけますか?
工場作業員として、カメラの部品作りをして働いています。
—ということは、ICの活動は夜とか休日ですか?
特に関係なくですね。朝からの勤務と夜からの勤務があるので、その中で色々なやり取りをしたりとか、まぁどの仕事もそうだと思うんですけど、休みの日とか空いてる時間のなかで、ある程度自分が関われる部分で関わっている、そんな感じです。
「これで一生食べていけるのか?」という不安がICに入るきっかけだった
—ICに入った目的を教えていただけますか?
会社をいくつか転々としていて、最初入った会社が半導体とか(今と)同じ工場作業員としての仕事だったんですけど、正社員で雇われたんですけど、それほど工場の先行き的にはあんまりいい噂がなくてですね。
もうちょっと詳しく調べればよかったんですけれども、そこから転職して公務員になって、公務員なんですけれども。
そこからもまた転々としちゃって、ずっとこれ一本で食べていけるかどうかっていう不安があって。
セールスの仕事っていうのは、後々フリーになってからもそうですし、どこかで雇われる身になっても活かされるだろうなと思っていたのと、けっこうメンタル的に病んでいたところがあったので、
そこを改善したいっていうのと知識に乏しいかなっていう考えもあったので、基本的に心理学の系統だったらICに行きたいなっていう感じで行ったのが、そもそもICに入りたかったきっかけです。
—ありがとうございます。今おうかがいしていて、はたと気づいたんですが、何組のリーダーっていうのをお聞きするのを忘れていて(笑)
(笑)リーダーっていうような活動ってできていないですけど、5組です、はい。
—先ほどICに入ったきっかけを教えていただいて、一生できる仕事がしたいっていうことと、メンタル部分の面でもうちょっと心理学系みたいな。
そうですね。
—ご自分でもメンタルを改善しながら、人にも心理学をっていう感じですか? それともセールス中心で?
まぁいずれはどっちかっていうと、セールス職っていうか、人に売るうえではってことで、ちょっと形が変わってくるというか。
すごい詳しく伝えていくと、どうしても心理学でも限界がある部分も最近になって見えてきた部分もあったりしたんで、コンテンツにする上で、人に売る上で、じゃあ今度は人に実際実践する上で結局変わってくるっていうところがあったりっていうか。
やっぱり今までICになかったこととか、商品を売ることでちょっと見えなかったことがいくつかあったので。
まぁだいぶそういうところが出てきた感じです。
ICに入って世界が広がった
—じゃあその流れでお聞きしちゃうんですけど、ICに入る前と入ったあとのご自分の変化とか周囲の変化って何かありましたか?
まぁ今、ICに入ってからも変化ありましたっておっしゃってましたけど。
そうですね、基本的に人間関係とか広い世界っていうか、自分が誰かとつながりを持つっていうことが結構少なくて、そういうつながりがけっこういろんなところに広がって行ったかなって感じが一点ですね。
人間関係のあり方として、今まで孤独に感じていた部分を、共感、痛みを共有できる人もいて。それがより強くなっていくというか。
価値観がより明確になっていく中で、この人とは仕事までの仲だとか、いい意味でちゃんとふるい分けができるようになったり合理的に考えられたりできるようになったかなっていう部分と。
あと、やっぱり心理学っていうことで柔軟性がわりと出てきて、段階的に成長できたかなっていう部分があって。
感情的に孤独感とか罪悪感というネガティブな部分が失われてきたのが第一段階で、今度は実際に孤独であることとか、寂しいという状況って本当に悪いことなのかなって考えて、
それがメンタルブロックを壊していったっていうか。ほんとはそういうのってないんだって思えるような。そういう段階的な成長っていうものを得られたかな、と。
依存症が改善され見た目や表情が変わったと言われるように
—私、かなり前ですけど、田中さんのメンタルブロックを壊す講座に出させていただいたことがありましたよね。
はい。そうですね(笑)
—難しかったのを覚えていますが(笑)
ああ、ちゃんとそこをチェックして伝える力っていうのが必要なんで、それを補う上でやっぱりICって、客観性を持たせる力っていうのをつくる場所なのかなって思いますよね。
—あのー、逆にまわりからの反応とか、そういうのが変わったなって感じることはありますか?
そうですね、前は過食気味だったのとお金を無駄遣いしていた部分があったので、そういうところがまずなくなっていって。
依存症的なところがいくつか散見されたので、そういう部分が改善されて「変わったね」「痩せたね」っていうのもあれば、「なんか強くなったね」「表情変わったね」みたいなことはよく言われたかなって思いますね。
—見た目が変わるっていうのは、ほんとにすごい変化ですよね。
そうですね(笑)
—表情が変わったっていうのも、やっぱり心のなかが変わってきたっていうのが出てくるっていうことですもんね。
そうだと思います。
良い意味で人との関係性の振り分けができるようになった
—ICに入ってよかったなぁって思われてると思うんですけど、具体的にこれがよかったっていうのを挙げるとしたらなんですか?
けっこう柔軟な体制でセミナーをできるので、視野が広がりやすいっていうのはあると思うんですけど。
ふつうだったら、心理学は心理学の世界じゃないですけど、ある程度固定的な考え方、固定的なそういうセッションだけを売ろうっていう講座だと、どうしても視野がせまいのと思考の幅が狭くなりやすいのかなって僕は感じていて。
良くも悪くもつながっている世界っていうか、メンタルブロック解決するには限界があるっていうか、そもそもこれ心理、ほんとは心の問題じゃないっていうのが見えてきたんですよね。
実際心に問題があるからっていうことではなくて、状況的なものでそう作られているだけとか。
ある意味ICって社会と同じ形でそれが作られていて、その中でどういうセミナーがあったり、どういう人間関係があったり、いろいろそういう反応とか関係性とかが見えてくる中で、だいぶ自分の関係も見えてきたりとか、どういう商品を求めてコンテンツを求めているのかっていうのが見えてきて。
なんか、すごい曖昧な言葉になるんですけど、僕としてのいい意味で世界が広がったなっていう感じがしましたね。
人との関係性を築くっていうのが苦手で、コミュニケーションっていうのが僕基本的に苦手なんですけど、コミュニケーションってまず何でするのかっていうと、お互い共通する目的があってそれに向かっていったりとか。
逆にそれがなかったら必要ない場合もあるんですよね、そのコミュニケーションが必要ない人。
そんなに仲良くならなくても仕事上の都合とか、価値観が合わないなら価値観が合わないなりに、ここの部分だけちゃんとコミュニケーション取っておこうっていうのが相手への礼儀っていうか気を使ったりする部分があったりするんで。
そういうところを柔軟に考える上で、このコミュニティ、ま、ある意味社会みたいなもんなのかなって感じがしてるんですけど、楽しいところもあればいろんな面を見せてくれるっていうか。
自分の好きな世界の形づくりもそうですし、逆に自分のいる世界を客観的に知る上でも僕はすごい役に立ったかなって感じがしてます。
価値観や関係性も安心安全の場で変化していく
—100人以上の人がいて、全員とコミュニケーション取るなんて絶対無理なので、その中で自分の立ち位置とかどんな形でどんな人と関わるかとか、いろんなことが見えてきますよね。
ありますね。もしかしたら、もうそのまま社会とか世界のつながりはないのかなって感じてる部分があるんで、今まで以上に自分の価値観が ―さっきちょっと話したんですけど― 価値観がより明確になってくる中で、
以前親しかった人とか関係性があった人とかの関係も、希薄になってくるかなって部分もあるんですけど、逆にそれがコンテンツの元とかいろんな人に共感できる世界になったりするかなと思っているんで、そういう意味では僕はすごいいいところだなって、感じていますけど。
—そうですね。それでICのいいところって、私が言っちゃうんですけど(笑)、
(笑)
—皆さんが、大多数の人がそういうことを、分かって参加してるっていうのがあるじゃないですか。
そうですね。
—自分の成長によって、ステージが上がることによって関係がまた変わっていったりとか、接する人が変わっていくのがある種当たり前っていうか。
そういうことってあるよねってわかってる人が多いから、そういう意味では楽ですよね。
うん。そう、そうなんですよ。
言葉として適切かどうかっていうところもあるんですけど、やっぱり手段としては最高の手段であって、最高の環境というかいい環境だなって感じますね。手段として考える上では、とてもいいところなのかなって思う部分はあります。
—あと、ICに入ってこれができるようになったなっていうことってありますか?
そうですね、さっきの段階的な成長とかの中で、最初一旦落ち着いてそういうときが出てくると、今度はよりほかの人の視点とかどういう考え方をしてるのかっていうのを受け入れられるようになったりとか。
もっと言うと、たとえば認知行動療法とか心理学的な知識っていうのも、結局はその一言でまとめてはいけないんですけど、なんか考えたら自分で「もうこういう心理療法的なことはできるな」っていう感じで作れるようになったかなって思います。
あ、これ、後々考えたら認知行動療法だったんだっていうものもあれば、ベキ論の外し方とか。
もっと言うとべき論も、べき論を取らなきゃいけないっていうそれもべき論になってるから、もっとそれをいい意味でコンテンツとしてもそうだし知識としてももっと消化するうえで、あえて否定的にしたりとか、そこは柔軟に発想できるようになったかなって感じがします。
—面白いですね。
実際に、今まで思考するっていうタイプっていうか世界が行き来できないっていう、どこかでふんづまりしてから身動き取れないみたいなところがあったんですけど、
良くも悪くもそういうところのフィルターが取れたりとか、思考に張り付いている感情みたいなものがより客観的に見えたりとか、そういう思考力が高まっていった中で気づいたら、自分で考えてこれってだいたい認知行動療法とか、メンタルブロックを外す術とか考えられてできるようになってきた感じはしてます。
—なるほど。それってものすごい強みですね。
以前に比べたら恐いものっていうものはなくなったかと思います。
—話題がころっと変わるんですけれども、ICってクラス編成がありますよね。クラスがあるってこと自体はどう思われますか?
いいと思います。
もっと言うとICって環境なんで、クラスとか関係なく全体としてフィーリングが合うっていう人もいれば同じステージにいる人もいて、いろんな階層にある人がどんどん見えてくるんで、クラスもそうですしそれに限らずいろんな形で交流できたり、もっと世界を広げられる交流ができたらいいかなって思います。
ひとつクラスという形もそうですし、もっとそこからIC全体を見た中で「あ、自分と近い考え方を持ってる人」とかひとつのファクター、形として見ていいのかなと思っています。
—そうですね。ICってクラス以外にもいろんな部活とか、ほんとにいろんな集まりがありますもんね。
うんうん。そこはもうほんと、いろいろ楽しめると。
—クラスもあるけどいろんな行き来があっていいってことですよね。
ICはいろんな形で利用できるコミュニティ
—あと、最後になるんですが、これからICにはいる人に対してどんな感じでアピールしますか。
いちばんやっぱりアピールできるものは、こう言っちゃうのもあれなんですけど、つながりが絶対に今までよりも強くなる部分と、考え方とかの部分で共鳴できる人たちが出てくるんで。
そう言っちゃうとランダムじゃんって言われちゃうかもしれないんですけど、そういう関係性の中でもっと楽しめることを見つけたりとか、仕事、キャリア、スキルの部分を伸ばしたり、いろんな形で利用できるというか、いろんな形で自分ごとに落とし込んで、いい意味で人生のステージをあげられるんじゃないかなって思います。
なんで、そのためにICにくるっていうこともそうですし、決してその心理職っていうだけにとどまらず、いろんな形での利用を見越して来ていただけるっていうことができればなおいいんじゃないかと思います。
—そうですね。私は2期だったんですけど、2期なんかはビジネスとメンタル2本立てだったですもんね。(※ IC2期はビジネスクラスとメンタルクラスに分かれていました)
ビジネスを創っていてもつまずくところがメンタルだったり。スキルを磨ける場でもあるし、いろんな広がりがありますよね。
ええ、いろんな広がりがあるという。
—今日はどうもありがとうございました。